2012/07/03

Google Driveとgriveとgitリポジトリ

突然「Google-Drive」の話です

サーバーアプリ開発は何処でも出来る。Linux(Ubuntu)、Mac、Windowsどれも使ってるんでクラウドで環境を共有化したくなるのが自然かなと。ということで実際やってみたものの・・・というお話。

Google Drive
DropBoxでも良かったんですが、こちらは妻と別用途で利用中なので怪しいものは入れられないのです。それで、このためにGoogleDriveを利用することにしたわけです。
(GoogleDriveについては、色々親切ページがあるので、そちらを参照してくださいな)

grive
MacとWindowsのクライアントソフトは本家からダウンロードすれば済みましたが、Linux環境がね・・・
で見つけたのが、「grive」です。griveについては、google-drive CLI 'grive'を参考にされるとよいでしょう。自分と同じUbuntu12.04LTSへインストールしておられます。

だけどね・・・
Windows/Macクライアントは今同期して!っていうのが出来ない。行ったり来たりがスピーディに出来ない。まあそういう用途向きじゃないのはわかるけど。逆にgriveは「今!」しかないんで、ついその感覚になってしまう。

バックアップファイル問題
どこでもだいたいEmacsで編集してるんだけれど、Emacsで変更するとバックアップファイルが作られる。というか、今までのものが'~'付きにリネームされるといったほうが正しいか。これのためか、'~'付きのファイルが同期対象になってしまって、最新ファイルが更新されないとか紛失したりとか。ついにはUbuntuからのgriveがパニック起こしたりとか。そうなったら諦めて新しいフォルダで再構築。orz.

Linuxファイルパーミッション問題
Ubuntuでパーミッション設定していても、Windowsで編集して更新してしまうとパーミションが普通のファイルになってしまう。パーミッション情報は保存されないってことなのでしょうね。そういうものなのかな。別のツール使えば大丈夫?

とにかくこのために、#!/usr/bin/pythonって書いてもパーミション設定が保証されないので、スクリプトコマンドではなく、ただのスクリプトファイルとして扱うことにしたわけです。
(最初にこの記事を読まれると、さっぱり意味不明だと思うので、前記事を参照されたし)

griveの操作感覚は自分好みだけど、その他のクライアント環境がイージー過ぎて、思い通りじゃないっす。自分とそういう環境の相性が悪いだけかもしれないけどね。

GoogleDriveはSDKもあるらしいから、不満だったら自分でクライアント作ればいいんだよ。と遠くの方から聞こえてきそうだけど、それはそれ。きっと賢い方が作ってくれているはずさ。自分は世界中の「それ」を探して活用するスキルを高めるのさ。

探してみたところ
Linuxのfuseラッパーとして使えるfuse-google-driveがありました。
https://github.com/jcline/fuse-google-drive

rubyでアクセスするgemパッケージもありますね。
https://github.com/gimite/google-drive-ruby

うーん。どっちも便利だけど開発ソース共有には向かないなぁ。

やっぱりバージョン管理リポジトリでやるか
今回のような目的には、svnやgitでバージョン管理の方が適してる。仕事でなら日頃使っているけど、プライベートだとリポジトリの置き場に困る。
https://sites.google.com/site/repositorylist/ こちらよると、無料で使えるサイトが幾つかあるらしい。
また共有フォルダでイラっときたら、考えようかなと思ったけど、まてよ?
せっかくGoogleDrive使ってるんだったら、そこにリポジトリ構成できないのかな?

「google drive git」で調べてみると、おやおや、できそうじゃないですか。
参照サイトページ
using-google-drive-with-git
how-use-google-drive-or-dropbox-host-your-private-git-repositories
こういう情報が豊富なのが(多少不満があれど)メジャー環境を使うメリット。

手順はだいたいこんな感じ
  • ローカルリポジトリを適当に構築
  • GoogleDriveフォルダ上で共有マスターリポジトリ作成
    • $ git init [repos.dir] --bare
  • ローカルリポジトリへ戻ってリモート設定
    • $ git remote add origin file:///[repos.fullpath]
  • ローカル編集したらコミット ・・・◎
  • 共有リポジトリへプッシュ
  • (Linuxのgriveを実行してサーバー同期)
  • 別環境からのクローン
    • git clone file:///[GoogleDrive.repos.fullpath]
    • git pull
  • 後は◎からと同じ
要はgithubに公開リポジトリ作成するのと大体同じで分散リポジトリでやればいいってことかな。だけどね。grive同期なら即時反映でいけるんだけど、Mac/WindowsのGoogleDriveからだと、マスターリポジトリへプッシュした変更がちゃんとサーバーへ伝わらないっす。

結局
手順が増えた分確実性が増すならいいんだけれど、不確実なところは変わらなかったので、今のところ普通にGoogleDriveのファイル管理のまま使用しております。
もっと、確実性のある即時同期型のシェアフォルダないっすかね。

grive の mac/windows版があれば一番いいんだけれど。

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