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2016/03/17

USBカメラをlxcインスタンスから使ってみる

最初 普通にカメラモジュールを買って遊んでみようと思ったが、調べているうちにチューブカメラ(スネークカメラ)の方が遊びがいがありそうだったので、買ってみた。

チューブカメラ(スネークカメラ)
kamura 7mm 6LED カメラ USB接続エンドスコープ(内視鏡) 防水 内視鏡スコープ
1300円は安いんじゃないかな。自分は2mを買ったけど何故か5mの方が100円安い設定・・・
レビューも詳しい商品説明もなかったけど、2~3千円台のやつと大差ないだろうとエイヤ!購入。

チューブカメラをUbuntuサーバーに付けて

認識してるかな?

$ lsusb
Bus 001 Device 006: ID 1908:2311 GEMBIRD

$ dmesg |grep CAMERA
[    2.535026] usb 1-1: Product: USB2.0 PC CAMERA
[   10.129511] uvcvideo: Found UVC 1.00 device USB2.0 PC CAMERA (1908:2311)
[   10.131662] input: USB2.0 PC CAMERA as /devices/pci0000:00/0000:00:14.0/usb1/1-1/1-1:1.0/input/input5
[ 8834.645489] usb 1-1: Product: USB2.0 PC CAMERA
[ 8834.646070] uvcvideo: Found UVC 1.00 device USB2.0 PC CAMERA (1908:2311)
[ 8834.646467] input: USB2.0 PC CAMERA as /devices/pci0000:00/0000:00:14.0/usb1/1-1/1-1:1.0/input/input11

$ ls -l /dev/video*
crw-rw---- 1 root video 81, 0  ~~~~ /dev/video0

どんなデバイスかな?

$ sudo apt-get install v4l-utils
video4linux2 utilitiesを入れて

$ v4l2-ctl -d /dev/video0 --info
Driver Info (not using libv4l2):
        Driver name   : uvcvideo
        Card type     : USB2.0 PC CAMERA
        Bus info      : usb-0000:00:14.0-1
        Driver version: 4.2.8
        Capabilities  : 0x84200001
                Video Capture
                Streaming
                Extended Pix Format
                Device Capabilities
        Device Caps   : 0x04200001
                Video Capture
                Streaming
                Extended Pix Format

最大640x480 30fpsの標準的なUVC Camera。USBコネクタ側に先端のLED調光ダイヤルが付いていて4段階くらいの制御が出来ている。


lxcインスタンス側から使えるようにする

/var/lib/lxc/(instance)/config に
”lxc.cgroup.devices.allow = c 81:* rwm”

lxc.hook.autodevスクリプトに
”mknod -m 660 ${LXC_ROOTFS_MOUNT}/dev/video0 c 81 0”
"chgrp video ${LXC_ROOTFS_MOUNT}/dev/video0"

を加え、lxcインスタンスを起動。これでホストと同等にアクセスできるようになった。
後々めんどくさいので
”mknod -m 666 ${LXC_ROOTFS_MOUNT}/dev/video0 c 81 0”
だけにして、誰でもOKに。

キャプチャツールでテスト

Ubuntu Webcam で紹介されているものを幾つか試してみる

streamer
$ sudo apt-get install streamer
$ streamer -o test.jpeg -s 640x480

シンプルでコンパクトなコマンドツール。自分はこれで満足です。

cheese
$ sudo apt-get install cheese
$ cheese
** Message: cheese-application.vala:211: Error during camera setup: No device found

ほえ?自動的にデバイスを認識するって話ですが? "-d /dev/video0" してもだめでした。
lxcインスタンスからとか、tightvnc上での起動とかが絡んでるかもしれないけど、もういいっす。

VLC
$ sudo apt-get install vlc
$ vlc

難なくtightvnc上にGUI出てきました。/dev/video0を選んで 再生も問題なし。
$ vlc v4l2:///dev/video0 とすればすぐさま再生。

ただ、起動するとエラーではないけれど

pulse audio output error: PulseAudio server connection failure
Qt: XKEYBOARD extension not present on the X server.
Failed to open VDPAU backend libvdpau_nvidia.so

のメッセージが出るのが気になる。

$ cvlc v4l2:///dev/video0

でコマンドツールで起動するとXKEYBOARDのメッセージだけは消せる。
けど他は消せないなぁ。

iPadやAndroidとかではどうかな?
iPadにCamera Connector Kit経由で繋いでみたら消費電力が高すぎるから使えないと言われた。それじゃあと、外部電源付きのUSBハブをさらに経由したら、サポートしていないカメラだと言われた。。。
 AmazonFireHDXに繋いでみたが認識しなかった。外部USBカメラアプリをいくつか試してみたが、やっぱり認識しないようだ。USB変換ケーブルが原因の可能性もあるかな。今の所残念な状態。


2012/05/07

wavecast-01 買ってみた

我が家にはちょっと古めのHDレコーダ(DIGA)で毎シーズンのドラマを録画して見ている。
チューナ2つしかないので、同時に映画とかスペシャル番組とか重なっていると結構厳しい。
それにHDサイズも大きくないのでドラマだけでいっぱいいっぱい。
最近のチューナ4つとかNAS対応とか買えば解決なんだろうけど、そこまで切迫もしてない。

そこで安価な対応策としてwavecast-01を買ってみた。

家ではiPad Touch、iPad2、中華Android(N-50)とかもあるので、そういうので見れると面白いかな?
Linux(Ubuntu)ベースなので色々おもちゃとして使えるかな?という遊び感覚で使えそうだと。

普通のセットアップやら紹介やらは先人の方にお任せするとして、ここでは自力で何とかする系の
話をまとめてみたいと思う。

画質が物足りない
使ってみると録画映像の画質がかなり悪い。これは製品として悪いということではなく、目的がインターネットを通してどこでも見れるという目的からすると十分適切な設定になっているのだが、自分の使い方からするとちょっと厳しい。
これをまず改善したいと思ったが、普通の使い方では品質調整する事ができない・・・
じゃあ録画スクリプトを改造して自分で調整するかと思ったら、Linuxユーザ全てのパスワードが
わからないのでsudoも出来ず、ルートにもなれず・・・これじゃ調整できないじゃないか。


ルート権限が必要だ
ということで、ルート権限を取得する方法を模索した。
(一応サポートにもメールしてみたが返事がなかった。まあそうだよね)

最初はもういいや!と思って、Mythbuntuをインストールしてみた。ちゃんとチューナ設定とかすれば
結構簡単に動きそうだったけどMythbuntuのフロントエンドが気に入らなかったのでやめやめ。
自分は録画専用機にしたいわけじゃないのだ。

で、付属のリカバリDVD(v1.8)を使って再度インストールし直すことにした。
なぜかというと、リカバリDVDのインストーラは、 Mondo Rescueを使っているので、再インストールする段階でルートパスワード設定出来るんじゃね?と思ったからだ。

案の定出来た。ドキュメント通りに進める段階で、 必ずNoを選択しなさいというところで、Yesを選択。
するとルート権限状態でShellに移行するので、そこでpasswdコマンドで自分の好きなパスワードを設定する。ついでに、wave、wavecastユーザのパスワードも設定する。
用事がすんだら、exitするとインストーラに戻るのでそのまま進める。
再起動すると先ほど設定したパスワードが生きた状態なので、後はやりたい放題だ。

再インストールする際の注意点としては、nukeコマンドを使用しないで、CUIのAutomaticを選ぶようにすることだ。nukeで全自動にすると途中でYes/Noを聞いてこないで一気にインストールされてしまう。

自分の場合、安物のUSB-DVDドライブだったためか、インストーラでパーティションフォーマットとかでエラーになってしまい何度もリトライすることになった。途中別ツールでディスクを綺麗にしたり、ブートローダを削除したり・・・
はじめにMythbuntuを入れてしまったために変な状態になってしまったのかもしれない。
まあ根気よく再トライして何とかなったが。

次回は設定関係