過去のアプローチとしては、Linuxの'at'コマンドでOS的なジョブ登録で回していた。
'at'は、お手軽でいいんだけれど、ジョブ管理が結構面倒だった。
その後、Jenkinsでジョブ管理するようにした。これはこれで良かったが、Jenkins自体がメモリとCPU食いなので、1台で全部やらせようとするとキャパ的にきつかった。
今回完全リニューアルということで、調べなおしてみたところ、Rails4以降では、ActiveJob というものが標準化したらしい。ならば、使ってみようじゃないですかと。
ActiveJobはただのフロントAPIであって、実際のジョブは別のジョブキューイングシステムに任せるようだ。その辺の解説は、http://blog.chopschips.net/blog/2015/02/26/active-job/がいいです。
Sucker Punch
バックエンドに簡単そうな、Sucker Punch を使ってやってみることにした。作者の記事もなかなか面白いです → Why I Wrote the Sucker Punch Gem
いつものようにGemfileに、gem 'sucker_punch' を追記して、$ bundle しておく。
config/initializers/sucker_punch.rbファイル作成して
Rails.application.configure doと書いて、ActiveJobのバックエンドとしてSuckerPunchを使うようにして準備完了。
config.active_job.queue_adapter = :sucker_punch
end
簡単にできるはずが・・・
実は色々ハマりました
SuckerPunchは実は Celluloid のラッパーに等しい。このCelluloidの挙動がむずい。
1.予約録画モデルのVideoモデルがジョブキューを持てばいいんじゃないか?
と、いきなりSuckerPunchを直接使ってしまおうと思った。そこで、Videoモデルに
を入れてみたら、Videoモデル全体がCelluloidでラップされてしまい、.createとか、.first_or_createとかが全然動かなくなってしまった。newしてsaveすれば?と書き方を変えて粘ってもみたが、 全く太刀打ち出来無かった・・・include SuckerPunch::Job
気持ちを新たに、rails g job RecordJob で、RecordJobというActiveJobを作ってからのこと・・・
2.perform_laterと10秒制限?
RecordJob.perform_laterでキュー登録してみた。performメソッド内で録画タイミングを図るためにsleepをさせていた。perform_laterからperformはコールされるが、perform内は10秒以内の処理じゃないと強制的にアボートしてしまうようだ。はぁ?って感じ。
RecordJob.set(wait_until: video.program.start_at).perform_later(video)
気持ちとしては、上記の1行で予約時にキュー登録したいのだが、試しにやってみたら、wait_untilはSuckerPuchでは実装されていなかった・・・
残念ながら、SuckerPunchは目的には合致しなかったようだ。撃沈。
やっぱり普通にSidekiqか
sidekiqをバックエンドに使用することにしたので redis 入れる。
$ apt-get install redis-server
Gemfileにgem 'sidekiq'を追加して、$ bundle実行。
sidekiqは、$ sidekiq で直接動かしてテスト実行。
今度は、
RecordJob.set(wait_until: 録画開始時間).perform_later(video)
が普通に動いた。
後は、sidekiqをサーバ自動起動化して、タスク環境はよしとしよう。
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