2015/09/16

openstackをプアーに体感してみる

lxc使ってみていたら、仮想環境に興味が湧いてしまいまして、色々やってみました。

今まで作ったものをバックアップして、Ubuntu 15.04 (vivid) でOS入れ直し。
このバージョンから仮想化向けの機能が追加されたので、良いかなと思って。

仕事では普通にVMWareを使ってVM構築したり、サーバー立ち上げたりしているけれど、クライアントユーザとして使っているだけだったので、実はあまり仮想化を知らなかったりする。
おもちゃにして使っている Shuttle DS75U を仮想ホストにしてプライベートクラウドしたら、どうなってしまうんだろ?しかも1台だけで、、、という個人的興味でのアプローチです。

lxcが動いているので、CPUの仮想化支援機能は問題ない。動くはずだ。

まずは OpenStack Installation Guide for Ubuntu 14.04 を読んで見るものの・・・
ほー。それぞれのコンポーネント構成は何とか理解するものの、 これを手動でセットアップするのはほぼ不可能に近い。

ということで Ubuntu OpenStack Installer を試みる

嬉しいことに、このインストーラーで入れるとコンピュートノードはlxcで作られる構成にしてくれるらしい。

本格的な構成とシングルマシン用のインストーラーということらしいので Single Installer Guide を頼りに実行してみた。こには
って書いてあるが、見なかったことにしてインストールしてみた。ものすごい時間を要したが特に途中何の問題もなくインストールが完了した。

が、しかし、それぞれのコンポーネント用のインスタンスが8つぐらい稼働しようとする。かなり頑張っていたが、3つ目くらいのインスタンス起動の途中から先に進まなくなった。
それぞれのインスタンスのメモリ設定が4GBとか6GBとかになっていて、実メモリ4GBしかないDS75Uでは太刀打ちできなかった様だ。。。

DevStack を使って入れる

DevStackっていうのは最初からあるインストーラーで、開発者のテスト環境構築にも使われているようで、タイニーな環境でも動こうような構成で入れてくれるらしい。

Ubuntu15.04では途中でこけていたが・・・
実はこの記事を書く前に、やった時にはUbuntu15.04ではインストーラースクリプトが途中でこけてしまう問題があった。DevStack自体が15.04に対応していなかったため、rabibitmqのスタートアップ周りで不具合があったのだ。
やってみると確かに、この部分で失敗した。 問題の箇所に関するバグIssue https://bugs.launchpad.net/devstack/+bug/1449056 を追っていたら、つい最近解決したコミットが!ということでmasterブランチをプルし直して
All-In-One Single Machineに書いてあるとおりにやったら問題なく15.04でも成功した。 やほ~。

ほぼデフォルト状態でのセットアップなので、次は、仮想ノードタイプをkvmからlxcにしたり、ネットワーク周りをいじったりしてみようと思う。

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